皇室が途絶えるのは継承者がいなくなったときでなく国民の支持を失った時
実の子をさしおいて他人の子が乗っ取る物語が国民の保守的な感情を満たすとは思えない
男系男子なんて日本に何万人いるか知れない
天皇は明治の時は大元帥を兼ねることになったので男に限る必要が生じた
しかし今は内外外交におけるイコンだから明治以前と同じく女でもいい
次の代が問題だが、神勅も信託も律令も女系を排除してない
臣を君にするのがダメだと言ってる
養子はこれにあたるんじゃないか?
天皇の正統性の源はヒルメ神(天照大神)の子孫であること
明治になるまで儀式も霊廟もなかった神武天皇ではない
(本当に始祖ならそれらがあったはず)
環境変化によって男に限定する必要が生じたので物語を創った
今また環境変化によって新しい物語が必要になった
「実の子をさしおいて他人の子が乗っ取る物語に税金を払いたくない」と思う隠れた多数派が顕在化してくる
法的安定性を云々する学者や政治家に「自分の生活が大変なのに特権階級を養ってやる義理はない」という”圧倒的正論”をぶつける機会を虎視眈々とうかがっているのだ
今が瀬戸際
男系派は男尊女卑だとの批判をかわすため、むしろ外部の男を排除するためだという
それなら養子は「男を入れないために男を入れる」という本末転倒で、これを認めるのは二重基準だ
男系派の中でまともに皇室存続を考えている層はいずれ女系容認が避けられないことがわかっている、が次の世代でやればいいと思っている
しかしそれでは遅い
継承者がいても国民の支持がなければ君主制は維持できないことを失念している
しかしそれでは遅い
継承者がいても国民の支持がなければ君主制は維持できないことを失念している
男系の物語は女が土俵に上がれないという話と似ている
昔は女相撲があって女力士もしたが、明治期の大相撲の神格化に合わせ、半裸の女の取っ組み合いが西洋人から野蛮に見られるということで、宗教的に禁止されているという物語を創って辺縁に追いやった
両者に共通するのは、ある目的のために創られたた物語が目的を失ったあとも駆動し続け、現在の環境において差し障りが出てきたということ
国民は特権階級の暮らしに税金を払いたくないと思っている
一方で共同体を護りまとめ上げる力を失うことを恐れてもいる
この葛藤が続く限り、なんだかんだ守護者の存在を許すことになる
しかしかれにその力がないと見れば、もはや排除をためらう必要はない
我々は御子方の歩みを見てきた
守護者(外交のイコン)としての強さを吟味するのに十分な期間だ
母が外交官、不登校、中1の時の作文(看護師の愛子)、ティアラを固辞したこと、進路選択で国民と競い合わなかった、進路選択で国民と競い合った、新しい制度を作らせた
悠仁さまは天皇の役は正直きついと思う
でも天皇を支える役なら、いろんなことも無頼漢の逸話に思えてくる
愛子さまが継げば皇室存続、それ以外なら途絶が見えている
どちらでも自分の好きな方を選べばいい
この点、共産主義者とその周辺は皇室廃止を目指しつつ愛子さまの立太子に道を開こうとしているが、これは不誠実だ
ランダムウォークの果てに皇室はない
その意味で我々はいつか皇室を卒業する
しかしそれは君主制がなくなった方がいいとか共和制の方が優れているということではない
偏差値の高い学校は校則が少ない
偏差値の低い学校は校則が多い
これを見て校則を少なくすれば偏差値が高くなると考えるのは論理的誤謬だ
現在地球上に「偏差値の高い学校」は存在しない
明治の皇室典範制定時の議論、女系容認は案があったが養子は論外だった
女系容認は前例がないだけでルール違反ではなかったが養子はルール違反だからだ
ここでいうルールとは既存の明文法であった神託と律令のことだが、現憲法の「世襲」「国民の総意」でも同じことが言える
桓武天皇は初めて皇族でない母から生まれた天皇で、当時としては前例のないことだったが、今では普通のことで誰も問題にしない
前例がないだけでルール違反ではないからだ
中曽根弘文氏が男子誕生の圧力を理由に愛子さまが皇位を継承する場合結婚できないと言ったが、これは支離滅裂だ
この話に整合するのは男系に限り女子にも継承を認める場合だが、そうなると愛子さまの子には継承権がないから男子誕生の圧力はない
むしろ悠仁さまや養子の子こそ結婚できないということになる
というか皇族を公然と侮辱する者がなぜ保守政治家を装っているのか、コレガワカラナイ
竹田恒泰氏は生物学的に男系であっても血統的に女系ならダメだといい、例え愛子さまが男系男子と結婚しても子に継承権は認められないと主張する
仮にそうだとすると孝謙・称徳天皇はまさに生物学的男系・血統的女系だから自らが与する男系による万世一系の物語が破綻することになる
小さな逸脱(変化・復古)によって大切なものが失われるという虚偽の妄想で不安と焦りを掻き立て、大きな逸脱(破綻)にいざなう手口
中曽根氏や竹田氏といった男系派の政治家や学者が、こんな明らかな矛盾に気づかないほど混乱しているのは、これにやられる隙があったからだ
壺?割ればいいよ
私自身も以前は男系派の納得を得つつ愛子さまの立太子を探ることを考えていたが、周囲の人に意見を求めたり色々調べたりする中で問題への理解が深まったことで考えを改めた
男系派の方と少しやり取りしたが、彼らが何を重んじているのかよくわからなかった
神武天皇に遡る血筋なら何万人といるし源氏や平家の子孫が天皇になったら皇位簒奪だと罵るだろう
旧宮家だとすると、いずれ自分の家系もまた別の誰かに乗っ取られる宿命を負わせておいて尊崇とか言っても誠心さがない
自分の家を娘に継がせられず、よその男が乗っ取る
その男の家系もまた別の誰かが乗っ取る
「男」の供給源を確保するため「特別な国民」を峻別
A 国民のみなさん、この「世にも奇妙な物語」じみた風習に税金を払ってください
B 親から子へと、ご一家の物語が紡がれるよう、明治時代の更新を元に戻そう


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